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聖地巡礼

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Journey


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@ ブルゴーニュ A ボルドー B ピエモンテ、トスカーナ

私がロマネ・コンティを飲んだのは
唯の一回きりですが
ロマネ・コンティの畑へは三回訪れ
シンボルの十字架には三回抱きついてきました

飲み頃のロマネ・コンティ一本と
銘醸地ツアーの二択なら
私は、迷わず旅行を選びます
『飲むより、畑へ』 主義 (?) の
ちょっと変わったワインラヴァーなのです

「私にはワインがある」 と実感し
「生きていてよかった」 としみじみ思う
ワイン文化に触れる十日前後の旅は
一時期の私にとって至上のものでした

背表紙に 「ワインのある旅」 と
タイトルをつけたアルバムは9冊あり
アルバムに貼り付けた
旅の思い出の駄文を集めてみました










「聖地巡礼」では
銘醸地訪問 のうち 「聖地」 と呼ぶに相応しいもの
だけを選んで掲載しました  私にとってそれは
ブルゴーニュとボルドー、ピエモンテとトスカーナ
そしてマディラ島、です

旅行記、紀行文、写真集は
世間にあまるほど流布されていますから、
銘醸地で思ったこと、感じたことを綴った、
短い駄文ばかりです  ご笑覧下さい
馬閑人の 「聖地」  そして 「聖地巡礼」
葡萄舎の照明を落として
薄暗がりの中での独酌が私の常ですが
ラベルの向こうや、グラスの中をぼんやり見つめて
そこに、心象風景を浮かび上がらせるには
葡萄畑を眺め、j地下カーヴを訪れ
造り手に会って来なければなりません
私は、銘醸地ツアーを 「聖地巡礼」 と名付けています
感銘を受けて
記憶にとどめて持ち帰るのは上っ面に過ぎませんが
ミーハーの私にはその程度でいいのです

1995年から3年間で3度銘醸地をを旅行しました。
ドイツは北のアールから南のヴュルテンベルクまで
ドイツ最古のワイン学校で学んだ落氏の案内で見て回りました。
ブルゴーニュでは坂口氏のガイド兼通訳で銘醸蔵を訪ねました。
VIN SUR VIN のツアーでは大畑さんのお人柄に触れながら、
ボルドーを代表する9大シャトーのうち7シャトーを訪れました。
パリへの帰途、サンセールにも立ち寄リました。
ワインを飲み始めて4年から6年目で、ボルドー、ブルゴーニュという
2大聖地を訪れてしまったことになります。

ギリシャ・エーゲ海への新婚旅行以来、
ヨーロッパを訪れたのは16年振りでした。
ランス の 大聖堂

91年には有坂女史の案内で、ピエモンテとトスカーナの
目ぼしい造り手と握手をするツアーに参加し、
その年には生涯行くことはあるまい、
と思っていた大西洋のマディラ島まで足を延ばしました。

アップすると

ボーヌの街で、城壁の地下に、迷路のように何処までも続く
ルモワスネのカーヴを訪れたときです。
オールドヴィンテージが積み重ねられ、
ボトルは白糸の滝のようにカビに覆われていました。
記念にと思い、カビをナイロン袋に入れて持ち帰ったのですが、
家に着いたら跡形もありません。そのとき思いました。
あのカビはボーヌの地下カーヴにあってはじめてあのカビなんだ、と。

フランスではワイン界のピラミッドの頂点を見てきました。
確かに、文句なしに美味しいワインでしたが
現地で買っても高いワインです。
潤沢な資金があるわけでもない私は、
名は知られてなくても懸命にワイン造りに励んでいる
ドイツの小規模な造り手の方に共感を覚えました。
真新しい1基のステンレス槽の前で
「今年、これを増設したんだ」と嬉しそうに語った
ブルゴーニュの親父さんも忘れられません.。.
グランヴァンを1本買うなら、彼らのワインを5本買ってやろうと思いました。
その思いは翌98年のスペイン旅行の折、
ラ・マンチャやアンダルシアの行く先々で
安くて美味い地酒に巡り逢ったとき、不動のものとなりました。

私は銘醸地ツアーは好きだけど、ワイナリー巡りはそれ程でもありません。
造り手は例外なしに
一生懸命良いワイン、美味しいワインを造ろうとしていますし、
自作品を自慢します。
そのやりとりを、通訳を挟んで倍の時間かけて聞くのが苦痛なのです。
私はワインの飲み手ですから、
葡萄畑を眺めて、地下熟成庫の匂いを嗅ぎ、
造り手と握手をしてくれば充分なのです

「聖地巡礼」 は ↓ のページで構成しています 
ブルゴーニュ  ボルドー  ピエモンテ、トスカーナ
ワイン好きには
国王の戴冠式を行った大伽藍よりも
ステンドグラスの方に価値がある?
中央の列、下から6枚目
天秤の横に ドン・ペリニョン師
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