欧米ではよく見かける、灯台の典型的な形をしています。
イグアス川に船舶の航行はありませんから、灯台でないのは明白ですが、
それでは何の建物?
答えは 「展望塔」 です。
いまでこそ、アルゼンチン側では 「悪魔ののど笛」
まで遊歩道の桟橋を伸ばし、
覗き込むことが可能ですが、昔はこの塔に登って遠く滝つぼを望んだのでしょう。
この塔でまかなえるほど、見物客が少なかった、と言う事ですか。
ここ最近、灯台に狂っていましたから、
灯台がない今回の旅行は、ある意味、とても新鮮でした。
ただ、どこに居ても、灯台らしき建物があると、とっさに反応するところは流石、と言いましょうか。
今回も見つけました。
イグアスの滝から程近い林の中で。
生き物 ウオッチング
マチュピチュで 石に同化したようなウサギ
マチュピチュ遺跡に遊ぶ リャマ
ブラジルの国鳥TUCANO
イグアスの滝 の近くでアナグマ
イグアス川の遊歩道桟橋の下に潜む ワニ
C
A
国境にもいろいろありまして
旅程にない、アルゼンチンの真ん中で
イグアスの滝の遊覧ヘリには
10分と35分の2コースがあり
35分のコースは滝の往復に加え
3カ国の国境と、世界最大の
イタイプー・ダムを遊覧します。
このダムは中国の三峡ダムが
完成するまでは世界一の発電量
を誇っています。
写真で川幅の広いほうがパラナ川で、狭いほうがイグアス川です。
その合流点が3カ国の国境です。
写真の右上がパラグアイ、左上がアルゼンチン、左下がブラジルです。
世界地図を見ると、3カ国の国境を為している地点は結構あります。
それは高い山の頂きであったり、緯度経度から人為的に定められたり、
いろいろですが、イグアスの滝の近くにも3カ国の国境があります。
(イグアスの滝、それ自体がブラジルとアルゼンチンの国境ですが)
1時間半のフライト予定が、4時間半かかりました。
日本から2泊2日を飛行機のエコノミーで過ごし他直後ですから
いい加減、狭い座席がイヤになりました。
おかげで、山口宇部空港程度のコルドバ空港を見物できましたが。
大空港であるブエノスアイレスと違って、ローカルのコルドバ空港は
閑散としていますから、天候が回復すれば機敏に飛び立つ事が
可能だから、でしょう。
現地ガイドに聞いたら、こんなことは、月に2〜3回あるそうです。
ブエノスアイレスを発って、プエルト・イグアスに向かった飛行機は
イグアス上空が濃霧で着陸できません。
で、距離的にはブエノスアイレスと大差がないコルドバまで引き返し、
天候の回復を待ちました。
この空港は、何処?
どこででも見かける地方空港みたいですが、そのとおりです。
アルゼンチン中部に、アルゼンチン第2の都市・コルドバがあり
そこの空港ですが、着陸予定にはなかった空港です。