初恋のワイン
そして‥‥
私には一人息子がいます。05年春から社会人です。
親としては、ごくフツーに生きてくれればいいと思っていますが、そうなれば、近未来に結婚するでしょう。
結婚する相手が決まって、そのご両親がお越しになった時、

ワインがお好きなご両親なら、初対面の席に次のようなワインリストでお迎えするでしょう。

葡萄舎のおもてなし

Vin Vino Wine

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「聖地巡礼」 と称してワインの銘醸地を訪問した旅の記録があります 併せててご覧ください
「聖地巡礼」 表紙 
ブルゴーニュ  ボルドー  ピエモンテ、トスカーナ













Salon Blanc de Blancs 1988 (Champagne)

Sancerre Jadis 1998 Henri Bourgeois
Corton-Charelemagne 2000 Dom. Marc Colin

Domaine de Chevarier 1986 (Pessac-Leognan)
Richeborg 1993 Mongerd-Mugneret

Ch. Rieussec 1982 (Sauternes)
Le Nombre d'Or Brut 1998 L. Aubry Fils (Champagne)

Sancerre La Bourgeoise 2001 Henri Bourgeois
Toscana Rosato 2001 Castello di Ama

Barbera d'Asti Bricco dell'Uccellone 1998 Braida
Pommard 1997 Ch. de Pommard

Mosel Riesling Auslese 1994 Erdener Pralat
そのご両親と打ち解けて、2度、3度とお会いするなら、次のようなワインリストでお迎えします。
ここにリストアップしたワインたちこそ、私が本当に 「愛してやまないワインたち」です。
別に珍しくもないワイン構成ですネ
でも、ほとんどが訪問した事のある造り手のワインで
造り手から直接買って持ち帰ったものを含めて、私にはかけがえのないワインたちです
訪問したといえば、ボルドーの5大シャトーも、dY'quem も Petrus もありますが
いつとも知れないご両親のご来訪まで保管する自信がありませんから (笑)



















泡  Spumante Extra Brut  Bruno Giacosa
    又は  Segura Viudas Brut Reserva Heredad (Cava)
白  Sancerre La Bourgeoise  Henri Bourgeois    
    Le Busche (Marche)  Umani Ronchi
ロゼ Toscana Rosato  Castello di Ama
赤  Domaine de Chevalier (Pessac-Leognan)   
    Alentejo Reserva Marques de Borba  J. Portugal Ramos
甘  Moscato di Pantelleria  De Bartori 
二代目当主 ラファエッラ・ボローニャさんと  私が手にしているのは購入したマグナム
(日本語で)写真を撮ろう、と彼女を呼んだら、傍らのWマグナムをむんずと‥‥
甲高い声で、気さくで明るい、いいお嬢さんでした
ピエモンテ州ロッケッタ・タナロ村でブライダがバルベーラ種から造るこのワイン。
Vinotheque の有坂女史が評しています。
「バローロやバルバレスコの薄っぺらなものに比べたら、
凝縮したバルベーラがどれほど美味しいか、ブライダが教えてくれる」 と。
因みに、Bricco は高い丘の上の(極上の)葡萄畑、Uccelloone は畑の名称で「黒い大きな雄鶏」です。
Uccelloone にはピエモンテ地方の俗語もありますが ヒ・ミ・ツ。

意識して飲んだ最初のワインがボルドーやブルゴーニュのグランヴァンでなくて、ブライダのバルベーラだったのは、
私のワインライフを方向付けました。フランスに軸足を置きながらも、伊・西・葡を並列に並べたくなります。

私が死んだら、
棺に入れて欲しいワインの候補は幾つかありますが、最後に唇を湿らすときは、このワインで、と願っています。
私 ・ 葡萄舎人は、一介のワインラヴァーとしては大きすぎるカーヴ (ワイン庫) を持っています。
在庫も、世間の平均よりは多いでしょう。
でも、高価なワインの在庫はわずかです。立派なカーヴを持っているから、在庫が少ないのかも (笑)
高価なワインは、あるワイン会の月例会に持参し、皆さんと飲みます。
飲ませていただくワインのほうが高価なのはいうまでもありません。
日常飲むワインは UNDER1500 です。正確には、1000〜1200 の価格帯です。
そんな私に、 ↑ のリストは、立派過ぎると思いませんか?
私とワインとの付き合いはこの1本から始まりました。
1991年、ワインを飲み始めた私がレストランで勧められ注文した最初のワインがこれでした。
2001年、Vinotheque のツアーで二代目の姉弟が経営する蔵を訪問し、
付き合って10年の「永すぎた春」にピリオドを打ちました。

ブライダの蔵には、財力に任せたムートンのコレクションや、
ワイン商である前に芸術家であるルモワスネとは違った、芸術の薫りがあります。
当時、独創的だったラベルは先代の夫人がデザインしたそうです。
                      Braida のHP(伊・英・独語ですが)は こちらからどうぞ
ワインリスト作り
葡萄舎人の手の内
CLICK
ワインラヴァーの、ワインに対する考え方や、姿勢は、ワインリストに色濃く反映されると思います。
ワインリストを見れば、その方のワインライフをほぼ正確に思い浮かべることができます。
大事なお客様を迎えるにあたって、無理に背伸びをすることもありますが、
私が裃を脱いで、心底好きな銘柄でワインリストを作るとすれば、次のワインたちで組み合わせます。
葡萄舎人の、葡萄舎におけるおもてなしの手の内をご披露します。
CLICK
比較すること自体ナンセンスですが、天皇皇后両陛下がエリゼ宮に招かれたときは
ドン・ペリニョン85で乾杯し、ドルーアンのシャサーニュ・モンラッシェ85 とラトゥール78でした。
葡萄舎での乾杯はKrug Clos du Mesnil でしょう。やはり。
白は Jadot の Montrachet とHaut Brion で我慢しましょうか。
赤は‥‥ 
なんて、間違ってもできないし、する気もありません。
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