番号 ・ 名称 0202 ノッカマップ埼灯台 ―― Saki | 北緯 43 23 .5 | 東径 145 39 .2 | |
灯質 群閃白光 毎10秒に2閃光 | 光達距離 12海里 | 水面〜灯光 21m | |
灯塔 白地に黒横帯2本 (灯台表は誤り) 塔形 | 灯塔の高さ 11m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1963.11 (昭和38年) | プレート 初点プレート | 訪問日 2007.05.20 | |
場所 草原の先 雨天・雨後は四駆 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― A ― 1 易 | |
灯台ファンのバイブルとも言える、山谷氏のサイト 「日本の灯台」 がある。 それに記載されていない灯台を訪ねるのは、密やかな喜びだ。 あの山谷氏でさえ訪れていない! 広い草原にポツンと立って、北海道らしい牧歌的なたたずまいだ、 晴天ならば。 雨が小降りになったとはいえ、取り付け道路のぬかるみはひどかった。 難易度を 「2」 にした所以だ。 四駆でなければ、JAFの救援を要請しなければならない数箇所があった。 さながらサファリ、だ。 「再訪したい灯台」 から外れているが、こじんまりとした端正な灯台で、私は好きだ。 |
番号 ・ 名称 0154 納沙布岬灯台 Nosappu Misaki | 北緯 43 23 .1 | 東径 145 49 .0 | |
灯質 等明暗白赤光 明3秒暗3秒 | 光達距離 14海里 | 水面〜灯光 23m | |
灯塔 白 塔形 | 灯塔の高さ 14m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1872.07.12 (明治5年) | プレート 標柱 | 訪問日 2007.05.19〜20 | |
場所 返せ!北方領土 祈願の地 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @ 易 | |
夜、到着したときから風雨は強かった。 納沙布岬ではフツーの風だろうが、車が揺れ、怖かった。 沖合いに灯りが点っていた。 方位からいって貝殻島灯台だったろう。 夜半から見えなくなった。 車中での全泊も覚悟していた今回の旅行で、 状況は変わっても、納沙布岬だけは車中泊と決めていた。 灯台の脇に車を停め、朝を迎えた。 日本の最東端に居る私が、5月20日の朝を誰よりも早く迎えた! 朝になっても雨脚は衰えず、満足な写真は取れなかった。 でも、納沙布岬灯台なら、また、いつか来るサ。 霧信号 ダイヤフラムホーン 毎40秒に3回吹鳴(吹鳴5秒、停3秒、吹鳴5秒、停3秒、吹鳴5秒、停19秒) |
番号 ・ 名称 0216 羅臼灯台 Rausu | 北緯 44 02 .2 | 東径 145 13 .2 | |
灯質 単閃白光 毎10秒に1閃光 | 光達距離 23海里 | 水面〜灯光 87m | |
灯塔 白赤横線 塔形 | 灯塔の高さ 16m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1971.11 (昭和46年) | プレート 初点プレート | 訪問日 2007.05.19 | |
場所 トンネルの上 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @ 易 | |
宇登呂から30分で半島を横断して羅臼に着くはずが、前夜の雨で表層雪崩の危険が増し通行止め。 北海道の自然の厳しさを再認識させられた。 どうせ、羅臼岳は望めない天候だったが‥‥。 法定速度の倍で走っても迂回路は長くて遠い。 走るのに飽きた頃、羅臼に着いた。 知床観光の基地となる街らしく、それなりの雰囲気が漂うが、オフシーズンであればただ侘しいだけ。 ♪はるか国後に白夜は明けぬ‥‥、知床に白夜はないが、白夜の灯台もいいかも。 天下の納沙布岬灯台が光達14海里、国際番号を持たないのに、羅臼は光達23海里。 たいしたものだ。 |
番号 ・ 名称 0210 薫別灯台 Kunbetsu | 北緯 43 47 .8 | 東径 145 03 .6 | |
灯質 単明暗白光 明6秒暗2秒 | 光達距離 14海里 | 水面〜灯光 54m | |
灯塔 白赤横線 円形 | 灯塔の高さ 15m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1978.11 (昭和53年) | プレート 諸テンプレート | 訪問日 2007.05.19 | |
場所 港近くの崖の上 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― B ― 2 ― 1 易 | |
知床半島の東の付け根に位置する薫別は小さな町だ。 灯台が設置されるのは街の大小に関係ないが。 この小さい町を二度通った。 宇登呂から羅臼まで、横断道路が通行止めで大迂回を余儀なくされたから。 町外れの小高い崖の上に灯台はある。 地形図に燈台の記号が記入されている。 が、取り付け道路が分からない。 国道から枝分かれした、旧国道と思われる道を目をこらして進むと、それらしき小道が見つかる。 それを見つけるのに、国道と旧国道(?) を二周半した。 見つければなんと言う事はないのだが。 |
番号 ・ 名称 野付埼灯台 Notsuke Saki | 北緯 43 33 .8 | 東径 145 20 .9 | |
灯質 等明暗白光 明3秒暗3秒 | 光達距離 12海里 | 水面〜灯光 14m | |
灯塔 白 塔形 | 灯塔の高さ 12m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1953.11 (昭和28年) 昭和57年改築 | プレート 初点プレート | 訪問日 2007.05.19 | |
場所 竜神埼 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @ 易 | |
学生時代、地図に馴れ親しんだ私に、野付崎は興味を惹く点では群を抜いていた。 地理学的には 「砂嘴(さし)」 と呼ぶ。 沿岸流で運ばれた砂礫が海中に細長く堆積して堤状をなす。 水鳥の水かきにも似た形状をしている。 最狭部の幅は数十m、灯台は最も広い竜神埼にある。 灯台の位置がが海抜2m。 襟裳岬の春よりも何もない、だだっ広い原野に立つ。 訪れた日が、いつ降り出してもおかしくない天候だったから、冬の名残の空の下、寂寥感が漂った。 灯台は小型だが、国後島に一番近い地点に立つ。 得体の知れない国をにらむ 「国境の灯台」 だ。 |