「北の潮彩」 ページのご案内    (は現在地です)
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津軽海峡 北海道南岸(西) 北海道南岸(東) 北海道東岸 国境の海
オホーツク海 利尻 ・ 礼文 北海道北西岸 北海道西岸 北海道南西岸
NO.
★恵山岬灯台
★汐首岬灯台
津軽海峡の灯台−4
      恵山岬灯台  対岸の尻屋の沖は鳥羽一郎の演歌の世界だが、恵山は長閑だった
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プレート
写真中央付近に登り口
もう少し人気があってもいい端正な灯塔
ただのプレート
竜飛崎方向
難易度1の典型
明弧 255゜〜 101゜
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恵山岬にて
   灯台から広い駐車場を隔てて 「ヒカリン館」 と名づけられた函館市灯台資料館がある。
   名前からして想像はついたが、一応入ってみた。(400円、展望室での飲み物つき)
   資料館としても博物館としても中途半端だが、展望室の本棚に置かれた本には興味を引くタイトルがいくつもあって、
   時間があればゆっくり目を通したかった。 絶版になっている灯台関連の本が多かった。
北海道で道を尋ねたときの親切
   葛登支灯台への登り口を探しあぐねていたとき、空き地でスピード違反を取り締まっているパトカーの警察官に道を聞いた。
   が、どうもはっきりしない。 これまで、警察官 (交番で留守番の奥さん)に灯台の所在を聞いて、すぐに分かったためしがない。
   しかし、北海道の警察官は親切で、取締りを中断し、パトカーを走らせて山道への入口を探してくれた。
   パトカーが見つけるのと、私が見つけるのは同時だったが、会釈して分かれるときの敬礼する笑顔が優しかった。
   また、
   汐首岬灯台では、灯台への登り口には 「汐首灯台」 というバス停があるのに、見落としたらしくて、道を聞いた。
   教えられた方向にUターンする私の車を、小走りで追いかけて、遠くから登り口を指差すちゃんちゃんこのおじいさん。
   こんな人たちには、道内のいたるところでお目にかかり、丁寧に教えていただいた。 みんな、いい人なんだ。
   北海道では道に迷っても、嬉しいふれあいがある。
明弧
   白神岬灯台と、恵山岬灯台の灯室をほぼ正面から写した写真で 「明弧」という表現を用いているが、
   灯光が照らす方位、範囲を示す。
   真北が0で、真南が180となる。 明弧 90゜〜 240゜ とあれば、真東から真南そして真西までの半円をフォローする灯光となる。
洒人 の 雑感 ・ 雑記録 (早い話が、ボツにした雑文)
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次のページは、北海道南岸(西)の灯台 です
灯台番号
   海上保安庁が編集 ・刊行する 「灯台表」 がある。 550ページを超える分厚い本だ。(定価 9870円)
   全国に 3300余といわれる灯台 (航路標識の全て) に、4桁から7桁の数字がふられて網羅されている。
   白神岬灯台の番号は 0001 だ。幾たび刊行を繰り返されても、常に第1ページのトップを飾る灯台だ。
   北海道の灯台番号は白神岬灯台を起点にして東へ、葛登支岬灯台 (0012)、汐首岬灯台(0032)、
   恵山岬灯台 (0039)と続く。 西隣の松前灯台は 0641 で、松前大島灯台の 0644 で北海道は終わる。。
 番号 ・ 名称 0039 恵山岬灯台 Esan Misaki  北緯 41 48 .9  東径 141 11 .0
 灯質 等明暗白光 明3秒暗3秒  光達距離 17海里  水面〜灯光 44m
 灯塔 白 塔形  灯塔の高さ 19m  国土地理院地形図へ
 初点 1890.11.01 (明治23年) 平成元年改築  プレート 初点プレート  訪問日 2007.05.15
 場所 観光地  駐車 可  訪問難易度   5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @
 
 函館の人は、五稜郭の花見が終われば、次は恵山のつつじ祭りだという。
 恵山岬灯台の周辺はタンポポが競って咲いていた。 一帯は公園で、近くにはホテルがあり、
 干潮時だけ入れる海浜温泉もあるらしいが、灯台しか眼中にない私には無縁だ。
 灯塔は 「優美」 といってよかろう。
 北海道でも、冬温かい場所だからか、灯塔に悲壮感が漂わない。 良家のお嬢さん、といったところか。
 津軽海峡の灯台4基の中では最も背が高いが、安定感があり、バランスも取れている。

明弧 156゜〜 335゜
この空は荒天の前兆? 向かった函館は土砂降り
娘19 は純情?
 番号 ・ 名称 0032 汐首岬灯台 Shiokubi Misaki  北緯 41 42 .7  東径 140 57 .8
 灯質 群閃白光 毎20秒に2閃光  光達距離 海里  水面〜灯光 50m
 灯塔 白 塔形  灯塔の高さ 11m  国土地理院地形図へ
 初点 1893.11.20 (明治26年)   プレート 門標のみ  訪問日 2007.05.15
 場所 「汐首灯台」 のバス停  駐車 少し離れて  訪問難易度   5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @
 
 海峡の街 ・ 下関に住んでいると、関門海峡が全ての海峡の基準になってしまう。
 (私の) 海峡のイメージからは、随分と幅広の海峡だが、文句を言うことでもない。
 下北半島の大間からのフェリーは、海峡が最も狭まった2点間を避けて、函館と結んでいる。
 そのほうが採算ベースに合うのだろうが、旅行者には無駄な事をしている、と映る。
 最短距離を結ぶ架橋の希望もあるようだが、曇った日には対岸が見えない距離の架橋はどんなものか。
 灯台の敷地には、巨大な糞がそこかしこに散らばっている。 歩行には注意が必要だ。

門柱を過ぎると、かなり長い九十九折の坂道。 苦にするほどではない。
★葛登支岬灯台
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津軽海峡の灯台−3
      汐首岬灯台  下北半島までの距離は17.5kmで、本州に一番近い灯台
点灯開始 道内4位
 (明治18年12月15日)
 番号 ・ 名称 0012 葛登支岬灯台 Kattoshi Misaki  北緯 41 44 .5  東径 140 36 .0
 灯質 単明暗白光 明6秒案4秒  光達距離 17海里  水面〜灯光 46m
 灯塔 白 塔形  灯塔の高さ 16m  国土地理院地形図へ
 初点 1885.12.15 (明治18年) 昭和25年改築  プレート 灯台名のみ  訪問日 2007.05.15
 場所 車道はあるが、山道を歩いた(15分)  駐車 可   訪問難易度   5 ― 4 ― 3 ― A ―1

 函館山には、立待崎などとシャレた名前の岬はあるが、灯台はない。
 本州から函館に入る船は葛登支岬灯台を目指して直進し、それから面舵いっぱいでへさきを右に向ける。
 函館に入出港する青函連絡船をはじめ、数多くの船を見守ってきた灯台だ。 あの洞爺丸も。
 この灯台に見送られて泣いた人も、この灯台に迎えられて泣いた人も多かったろう。
 灯台への山道は青函トンネルに向かう線路と並行するが、 列車は灯台の裏手の切り通しを通過するので
 乗客は、葛登支灯台を見れないだろう。 人が見ても見なくても、灯台は灯りをともし続ける。

津軽海峡の灯台−1
      白神岬灯台  灯台番号 0001 「灯台表」 のトップを飾る灯台
 番号 ・ 名称 0001 白神岬灯台 Shirakami Misaki  北緯 41 23 .9  東径 140 11 .8
 灯質 単閃白赤互光 毎30秒に白1閃光赤1閃光  光達距離 17海里  水面〜灯光 37m
 灯塔 白赤横線 塔形  灯塔の高さ 17m  国土地理院地形図へ
 初点 1888.09.15 (明治21年)  プレート 灯台名のみ  訪問日 2007.05.15
 場所 国道沿い  駐車 可  訪問難易度  5 ― 4 ― 3― 2 ― @
 
 白神岬灯台と対岸の竜飛埼灯台とを結んだ線から津軽海峡は始まる。
 晴れた日は津軽半島が望める。 私が訪れた曇り空でも、雲に上半分を隠した半島はかすかに望めた。
 青函連絡船が廃止された今、「津軽海峡冬景色」 の3番を口ずさむには、この場所がよかろう。
 白神岬灯台のプレートには初点灯日の記載がない。 だから、初点プレートとはいわない?
 函館海上保安部に聞いたら、1888年(明治21年) 9月15日だと言う。 私の誕生日じゃないか!
 やはり、「北の潮彩」 は、私の誕生日の灯台から始める運命だったのだ!

★白神岬灯台
津軽海峡の灯台−2
      葛登支岬灯台  青函連絡船を見守り続けた灯台
点灯開始 道内6位
 (明治21年9月15日)
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