番号 ・ 名称 0570 幌灯台 Poro | 北緯 43 38 .6 | 東径 141 21 .1 | |
灯質 単閃白光 毎10秒に1閃光 | 光達距離 20海里 | 水面〜灯光 61m | |
灯塔 白地に赤横帯2本 塔形 | 灯塔の高さ 25m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1986.10 (昭和61年) | プレート 初点プレート | 訪問日 2007.05.16 | |
場所 藪の中 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― A ― 1 易 | |
幌灯台は灯塔が高い灯台だ。 雄冬灯台の任務を任された灯台であれば、この高さも必要か。 灯塔が高いから遠くからでも所在は分かるが、たどり着く道が見つからない。 車を置いて、藪を漕いだ。 灯台に近づくと一台の車! 聞いて、道は分かったが、藪を漕いだのはせいぜい50mだ。 この程度の苦労で難易度 「2」 だから、北海道の灯台がいかに近づきやすいかがお分かりいただけよう。 太陽が相当傾いている。 日没まで待つことも考えたが、増毛への道を急いだ。 カメラのバッテリーが注意を促している。 今夜は、車中泊とはいかない。 宿で充電しなければ。 |
番号 ・ 名称 0566 増毛灯台 Mashike | 北緯 43 51 .3 | 東径 141 36 .6 | |
灯質 単閃白赤互光 毎16秒に白1閃光赤1閃光 | 光達距離 21海里 | 水面〜灯光 46m | |
灯塔 白地に赤横帯1本 塔形(四角) | 灯塔の高さ 13m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1890.12 (明治23年) 昭和24年改築 | プレート 初点プレート | 訪問日 2007.05.17 | |
場所 駅の上 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @ 易 | |
増毛の海を見ながら運転して、増毛の海 → 増毛灘 → MAIS QUE NADA と連想したのだろうか、 前日あたりから、やたら 「マシュケナダ」 を口ずさむのだ。 一人旅を続けて、オカシクなったのだろうか。 昨夜は増毛に宿を取った。 飲みに出た。 飲みに出て灯台の場所を確認するのだからたいしたものだ。 増毛はグルメの街だ。 小さい街なのにすし屋が6軒もあるという。 甘エビやぼたんエビが美味かった。 増毛を北限とする農作物は多い。 増毛にある清酒の醸造所は日本で最北の醸造所だ。 灯台は2代目だが古い歴史を持っている。 鰊漁でにぎわった時代も見守った灯台だ。 |
番号 ・ 名称 0558 留萌灯台 Rumoi | 北緯 43 57 .6 | 東径 141 38 .7 | |
灯質 単閃白光 毎8秒に1閃光 | 光達距離 20海里 | 水面〜灯光 58m | |
灯塔 白地に赤横帯3本 塔形 | 灯塔の高さ 17m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1966.03.27 (昭和41年) | プレート 初点プレート | 訪問日 2007.05.17 | |
場所 国道脇の崖の上 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @ 易 | |
この地域で、入植の拠点となったのは隣町の増毛だが、その後の街の発展は留萌が優勢だ。 留萌の隆盛期を物語るかのように、大きい灯台が立っている。 建設に貢献した人の碑と胸像が並んでいる。 宗谷岬で撮った間宮林蔵の写真でさえボツにする私だから、碑や胸像には関心がない。 その代わり、海に突き出た防波堤に立つ3基の赤灯台、白灯台をカメラに収めた。 防波堤の灯台を滅多に撮らない私にすれば珍しい事だ。 後になってみれば、これも伏線だったのか。 灯塔を撫で、敬礼をして、坂道を下った。 坂道を下って、留萌が ただの街 ではなくなった。 |
番号 ・ 名称 0553 苫前埼灯台 Tomamae Saki | 北緯 44 18 .5 | 東径 141 39 .0 | |
灯質 単閃白光 毎5秒に1閃光 | 光達距離 12海里 | 水面〜灯光 68m | |
灯塔 白 塔形 | 灯塔の高さ 11m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1958.11.01 (昭和33年) | プレート 初点プレート | 訪問日 2007.05.17 | |
場所 国道から | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @ 易 | |
地図を見ながら走っていたら、取り付け道路を決して間違えなかっただろう。 訪問予定の全灯台について、出発前にカーナビに登録しており、この日まで、キチンと誘導してくれた。 その積み重ねは信頼だから、ここでもカーナビのいうがままに進んだ。 国道から分かれて海沿いに進んだのが失敗の始まり。 国道から入れば一本道だったのに。 難易度に 「1」 をつけているが、私のうろたえぶりは難易度 「3」 だ。 私のふるさとでよく見かける、白塗りの沿岸小型の典型的な灯台にホッとした。 |
番号 ・ 名称 0540 金毘羅岬灯台 Konpira Misaki | 北緯 44 33 .8 | 東径 141 46 .4 | |
灯質 単閃白光 毎4秒に1閃光 | 光達距離 12海里 | 水面〜灯光 55m | |
灯塔 白赤横線 塔形(瓢箪) | 灯塔の高さ 12m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1969.11 (昭和44年) | プレート 初点プレート | 訪問日 2007.05.17 | |
場所 みさき台公園 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @ 易 | |
灯台がある岬を公園にしたのだろう。 灯台ファンには、灯台が公園化、観光地化するのを嘆く向きもあるが、道なき道を掻き分けるのと、ドッチ? 公園のシンボルともなれば、整備されて、大事にされて、灯台は嬉しかろうし、 まっすぐな道が付いて、灯台前の駐車場に車が横付けできて、肥満体には嬉しい。 沿岸小型の灯台が1基あるだけでは公園にはしないだろうから、見渡せば確かに眺めはいい。 私のカメラでは、灯台が入っていない景色にはシャッターを押さないから、次へ。 |
番号 ・ 名称 0510 稚内灯台 Wakkanai | 北緯 45 27 .0 | 東径 141 38 .7 | |
灯質 群閃白光 毎20秒に2閃光 | 光達距離 18海里 | 水面〜灯光 43m | |
灯塔 白赤横線 塔形 | 灯塔の高さ 42m | 国土地理院地形図へ | |
初点 1900.12.10 (明治33年) 昭和41年移設 | プレート 初点プレート | 訪問日2007.05.17 | |
場所 野寒布岬 | 駐車 可 | 訪問難易度 難 5 ― 4 ― 3 ― 2 ― @ 易 | |
出雲日御碕灯台を数回見ているから灯塔の高さには驚かないが、とはいっても、やはり圧巻だ。 日御碕灯台の方に 「より灯台らしさ」 を感じるのは、灯室の回廊部分の装飾だろう。 苫小牧灯台でも感じたが、機能を満たすだけでド〜ンと立っていると工場の煙突みたいだ。 明治の、初代 (鉄造) はそれなりの風格があったろうに、 昭和の移転新築ともなると、灯台への思い入れは排されていくのが時代の要求だったのか。 北端を代表する灯台として、宗谷岬の歴史を取るか、稚内の高さを取るか、私は揺れ動く。 |