羽後三埼灯台
うご みさき とうだい
 39°06' 53"N  139°52' 27"E
 白色、塔形
 単閃白光、毎8秒に1閃光   5,000カンデラ
 光達距離 12.5海里 (約23km)
 地上〜頂部:10.5m、水面〜灯火:68m
 初点灯 昭和35年2月1日














荒埼

酒田

   TOPPAGE  SITEMAP  LIGHTHOUSE  灯台めぐり 表紙
 ページの
ご案内

現在地
 奥の磯道 表紙  山形の灯台 秋田の灯台  青森の灯台1 
青森の灯台2   青森の灯台3 岩手の灯台1  岩手の灯台2 
宮城の灯台1   宮城の灯台2  福島の灯台 奥の磯道 前後 

桜前線を追っての 「奥の磯道」 のはずが、出発が10日ばかり遅れた。
ところが、今年の東北の開花も10日遅れていた。
酒田の日和山公園で、満開の桜に追いついた。 初代 ・ 酒田灯台。

次ページは 「秋田の灯台」 です

酒田灯台
さかた とうだい
 38°56' 33"N  139°48' 59"E
 白色、塔形 鉄筋コンクリート及び鉄骨造
 単閃白光、毎8秒に1閃光   250,000カンデラ
 光達距離 16海里(約30km)
 地上〜頂部:30m、水面〜灯火:41.5m
 初点灯 明治28年10月20日   平成12年4月 移転

灯台自体に罪はないが、対面しても感激どころか、感慨も催さない灯台だ。

朝5時半の太陽は、真横から灯塔を照らす。
海を見下ろせば、
留棹庵島灯台(りゅうとうあんしまとうだい) が。 灯標と言ってもいい灯台だが、これは絵になる。

鼠ヶ関灯台
ねずがせき とうだい
 38°33' 19"N   139°32' 35"E   
 白色、塔形 コンクリート造
 群閃白光、毎7秒に2閃光  10,000カンデラ
 光達距離 14海里   
 地上〜頂部:14.1m、水面〜灯火:21m
 初点灯 大正14年4月   昭和54年2月 改築
陸路、みちのくへ入ろうとすれば、
太平洋側なら浜通りで勿来の関、中通りで白河の関、日本海側なら鼠ヶ関(念珠が関) を越えるしかない。
それは昔も今も変わらないようで、首都高速を走りたくない私は鼠ヶ関から入った。

鼠ヶ関漁港には夜中に到着したから探しようがなかったが、朝起きてみると、車中泊した場所は灯台に至近の距離だった。
防波堤の陰に車を停めたからわからなかったが、相当に強い南風が吹き続けたらしく、朝の海は荒れていた。
灯台への南回りの道は波をかぶって進めず、北廻りで灯台を訪問した。
東北(東国) の朝は早く、4時半に起きたら周囲は明るかった。 灯火が消灯する直前だった。 満月は灯台の上にあった。

鼠ヶ関

波渡埼

荒埼灯台
あらさき とうだい
 38°45' 35"N  139°43' 38"E
 白色、塔形 コンクリート造
 単閃白光、毎5秒に1閃光   6000カンデラ
 光達距離 16海里
 地上〜頂部:12.4m、水面〜灯火:33m
 初点灯 明治36年1月   昭和28年1月 改築

名称は 「荒埼」 だが、灯台訪問者には優しい灯台だ。
駐車スペースがあり、道も階段もキチンと整って、敷地は整備されてベンチもある。
初代の初点灯は明治36年だから古つわものだが、地域に根ざした灯台なのだろう。 こんな灯台ばかりなら灯台めぐりも楽だ。

山形の灯台

2010. 05. 01

  現在地                    掲載している灯台
 「奥の磯道」 表紙  灯台地図、旅程表
 山形の灯台  鼠ヶ関灯台、波渡埼灯台、荒埼灯台、初代酒田灯台、酒田灯台、羽後三埼灯台
 秋田の灯台  金浦港灯台、松ヶ埼灯台、船川灯台、塩瀬埼灯台、入道埼灯台、チゴキ埼灯台
 青森の灯台1  艫作埼灯台、鳥居埼灯台、大戸瀬埼灯台、小泊岬南灯台、小泊岬北灯台
 青森の灯台2  龍飛埼灯台、高野埼灯台、平舘灯台、陸奥大島灯台、安井埼灯台、大間埼灯台
 青森の灯台3  陸奥黒埼灯台、尻屋埼灯台、白糠灯台、陸奥塩釜灯台、鮫角灯台、階上灯台
 岩手の灯台1  陸中黒埼灯台、陸中弁天埼灯台、小本灯台、陸中真埼灯台、閉伊埼灯台、トドヶ埼灯台
 岩手の灯台2  御箱埼灯台、陸中尾埼灯台、首埼灯台、綾里埼灯台、コオリ埼灯台、碁石埼灯台
 宮城の灯台1  陸前御崎岬灯台、上段灯台、陸前大島灯台、岩井埼灯台、歌津埼灯台、寺浜灯台、
 宮城の灯台2  大須埼灯台、白銀埼灯台、早埼灯台、金華山灯台、陸前黒埼灯台、花淵灯台
 福島の灯台  鵜ノ尾埼灯台、小良ヶ浜灯台、番所灯台、塩屋埼灯台
 奥の磯道」 前後  岩船港灯台(新潟)、磯埼灯台(茨城)、友ヶ島灯台(和歌山)

山形の海岸線に立つ灯台で南端は鼠ヶ関灯台、北端は羽後三埼灯台だ。
鼠ヶ関灯台の初点プレートを4時半過ぎに写して、羽後三埼灯台の初点プレートは8時半過ぎに写している。
山形の海岸線は短いけれど、灯台を訪問しながら4時間で走りきったことになる。
元禄2年には、芭蕉が象潟を訪れるために酒田を発って三崎の山越えをしている。 随分と難儀をしたらしい。
簡単に走って来てしまって、芭蕉に申し訳ない。

かつて、有耶無耶の関があったとされる場所からハイキングコースを灯台に上る。 歩くほどのこともない。

酒田灯台は、明治28年10月20日に最上川左岸で初点灯している。 
明治時代には、
日和山灯台と呼ばれたらしい。
大正2年には、最上川右岸 (現在の石油基地) に移転,している。
昭和33年3月には2代目となり、
さらに
平成12年4月には
3代目として酒田北港緑地展望台の上に移転している。
灯台三遷は、酒田が港湾都市として発展した証しでもあろう。
初代は日和山公園で保存されていて、
氷雪に耐えた灯塔は、訪れた時は満開の桜に囲まれていた。

なお、掲載した初点プレート (↑) は、初代のものだ。

留棹庵島灯台

波渡埼灯台
はとさき とうだい
 38°41' 00"N  139°37' 52"E
 白色、塔形
 等明暗白光、明3秒暗3秒   6000カンデラ
 光達距離 17海里
 地上〜頂部:10.5m、水面〜灯火:40m
 初点灯 昭和30年1月21日

国道など、幹線道路から近い灯台は数多いが、国道の脇、と言うのは数少ない。
早朝5時半、国道7号を走る車は少ないからいいようなものの、国道脇だと、駐車場所を探すのに困る。
便利すぎるのも考え物だ。

羽後三埼

inserted by FC2 system