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室津(むろつ)灯台

音戸灯台を後にしたときに日は暮れた。
カーナビが呉の街で
とんでもない場所に案内したために時間を食い、
大畠瀬戸を渡ったのは夜中だった。
灯台前の道をはさんで広場があり、
緩やかな傾斜が着いていた。
ヘッドライトを上向きにして灯塔を照らし
シャッターを押した。
我が愛車は、
灯火看視・灯台巡回車としての役目を
十分に果たしたことになる。

33°57' 09"N  132°17' 07"E   白色 塔形 コンクリート造
群閃白光 毎8秒に2閃光   6,000カンデラ (13M)
光達距離 17海里   地上〜頂部:11.5m、水面〜灯火:36m
初点灯 昭和46年12月   平成6年3月 改築


























私には、その気になればいつでも行ける、とタカをくくっていた灯台がある。
下関から半径100〜200kmの範囲内に収まる灯台だ。
しかし、灯台めぐりを続けていて、気がつけば 「灯台めぐり・日本一周」 の完結が間近かに迫っていた。
(離島は別にしても) 世間に向かって日本一周と言うからには、それにふさわしい灯台めぐりをしておかなければならない。

灯台めぐりの空白地帯として残っていたのが、花の27年組を中心とする西瀬戸内海だ。 「Y氏の庭」 と名付けた地域だ。
2010年の正月に、3日かけて訪問した。 これで心おきなく、みちのくの灯台めぐり 「奥の磯道」 に出かけられる、と思ったが、
初期の段階で灯台めぐりをした地域では、いくつか、櫛の歯が抜けたように未訪問の灯台がある。
「西瀬戸内海漂泊」 に続いて甑海峡を訪ね、大返しで日南の2基を訪ねた。

そうなると、山陰の海岸にも手抜きの箇所がある。 四国東岸には、行きたくて行かなかった2基がある。
まず山陰海岸を走破し、次いで四国東岸を再訪した。 四国の帰りに、気になっていた音戸灯台に立ち寄り、ついでに、
山口県人として無視できない久賀港大崎鼻灯台と室津灯台にも立ち寄った。 これで、東北6県以外はほぼ訪問し終えた。
山口県東部の2基など、いつでも行けると思っていたのに、結局、最後の最後になってしまった。

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34°11' 46"N  132°32' 22"E   白色 塔形
等明暗白光 明3秒暗3秒    2,000カンデラ (11M)
光達距離 17海里   地上〜頂部:9.5m 水面〜灯火:38m
初点灯 昭和34年3月   平成5年3月 改築

私が西瀬戸内海の諸灯台を訪問しようとするとき、頼もしいアドバイザー兼サポーターのY氏がいらっしゃる。
氏は、相当な冒険を冒して2度も音戸灯台を訪問した方だが、
無鉄砲さではY氏に引けを取らない私に対して、「立ち入り禁止になっていて相当な冒険が必要」 と忠告なさった。
それを聞かされると身構えてしまう。

胸中穏やかでない状態で島に渡ったら、天の助けか、とても親切な方々のフォローがあった。
これについては こちら にその経緯を載せている。 時間がある方はご覧いただきたい。

音戸灯台は、先の芸予地震で灯塔に亀裂が入り、現在の2代目は崖から少し後退した場所に建て替えられているが、
灯台敷地を国に売った旧地主さんの案内を得て、海保の階段を通らず、旧地主さんの敷地から灯台に到達した。

2010 / 4 / 3 〜 4

33 49.9N 132 07.1E    白色 塔形 コンクリート造
等明暗白赤光 明3秒暗3秒
光達距離  12海里   地上〜頂部 13.0m 水面〜灯火 15.0m
初 点 灯  昭和11年6月1日

かつては、呼べば答えるような狭い海峡を照らして、それなりの役目を担っていたのだろうが、
今は灯台の真上を上関大橋がまたぎ、その橋桁が灯台に隣接している。
私の知る限り、灯台としては最も劣悪な立地となってしまっている。
灯火の点滅を見ながら、ビールを飲んで寝たが、3秒ごとに点滅する灯火は淡く、何とも心もとない。
車中泊のために 「定宿号」 を停めた場所からは、25度の分弧(赤光)が見えた。
灯台そのものはいい形をしているのだが‥‥。

久賀港大崎鼻(くがこうおおさきはな)灯台

旧地主さんは親切な方で、
「ワシの敷地から素晴らしい景色が見える、見せてやろう」
と音戸大橋が見える場所まで案内して下さった。

音戸(おんど)灯台

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