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定期船の出航を待つ間、
船着き場の喫茶店でモーニングを。
喫茶店だけど、酒場にしたいような
立地の店だった。
八代亜紀の 「舟唄」 で歌われるような。
鳥羽から菅島を往復すると、
どうしても目に入ってしまう。
灯台の氏素性を調べ、機会があれば
行ってみたいと思わせる灯台だ。
答志島の西端にあるから 「島ケ埼」
そこに建つから 「島ケ埼灯台」
答志島なら、行って行けなくはない。
やはり、志摩半島は灯台の宝庫だ。
鳥羽〜菅島 市営定期船から見た灯台たち
防波堤灯台と見まがう清水真埼灯台だが、
富士を従えると話は違ってくる。
昨年の 「黒潮灯台紀行」 で、御前埼灯台まで脚を伸ばしたから、
三保ノ松原の2基を加えると、訪問した灯台は、北茨城の大津岬灯台まで繋がる。 残るは東北6県だ。
越し方、
伊豆の連山から陽が昇る
清水真埼 (しみずまさき) 灯台
鳥羽港で 「いすず」
鳥羽港に帰ってきて、最後の決定を下さなければならない。
家人には 「高速1000円で日曜日に帰る」 と言って灯台めぐりに出掛けてきた。 今日は木曜日だ。
まだ日にちはあるが、膝を痛めてからずっと脚を引きずって歩き、また、痛い脚をかばって歩いて疲労は限界だ。
いずれにしても西に向かって走るが、阪九フェリーに間に合うならフェリーで帰る。
阪九フェリーに間に合わないなら、加太港まで走って、友ケ島灯台を訪問する。
(友ケ島灯台も 「黒潮灯台紀行」 の際、立ち寄れなかった灯台なのだ)
伊勢道、名阪国道、阪和道と飛ばしたら、和泉大津のフェリー乗り場に40分の余裕を持って到着してしまった。
ここはひとつ、経営危機のフェリー会社に貢献するか。
本音は、私の脚はそんな冗談を言える状態ではなかった。
フェリーで風呂に入り、ビールとワインを飲みながら明石海峡大橋をくぐった。 懐かしい江埼灯台の点滅は見た。
あとは、宇部沖で船内放送が始まるまで、灯台の灯を見ていない。
灯台めぐりの2基目、川尻灯台で転倒しなければ‥‥。 愚痴だ。
でも、たくさんの灯台を訪れた。 十分満足だ。
菅島の学校は、灯台を模している。
灯台が島民に愛されているんだ。 誇りなんだ。
嬉しくなるじゃないか!
このページの灯台訪問記はブログにもあります こちら です
防波堤灯台でさえ、
灯台は海から、船から見るのがいい、
と思う。
次は、海から、船から見てみたい。
「日本列島一周 ・ 海から見る灯台」
が実現する日はあるか?
三保の松原から
の
菅島灯台を訪れたことがある方なら、
この写真が、フツーでは撮れない、
とお解りだろう。
灯塔を、お化粧直しする最中らしく、
塗装屋さんが、
長梯子を灯塔の裏に置いたまま
作業を中断していたから、
それを担ぎ出して灯塔に架け、
片手で体を支え、片手で撮った写真だ。
膝は痛くても、
このくらいのことはするし、できる (笑)
灯台めぐり 「三半島物語」 では、
二代目、三代目と代替わりした灯台も多かったが、日本の灯台史に燦然と輝く灯台たちを観てきた。
首都圏に近いこともあって、知名度の高い灯台たちも多かった。
「黒潮灯台紀行」 であいた穴を埋めるためとは言いながら、最後の訪問灯台が菅島灯台とは、灯台ファン冥利に尽きるじゃないか。
「三半島物語」 の最後を飾るにふさわしい灯台だった。
菅島 (すがしま) 灯台
定期船には始発の中之郷で乗った。
菅島へ往復する定期船は
この灯台で曲がって佐田浜に寄港する。
【 丸山埼灯標 】 モールス符号緑光
「灯台めぐりをしている」 と言ったら、
「干潮の時だけ渡れるような灯台も?」
と聞くから 「もちろん」 と答えたら、
「坂手島に、そんな灯台がある」 と言う。
確証はないが、
船から目を凝らして眺めると、
どうやら、この灯標らしい。
なるほど、
これなら行ってみたくなる。
ところで、
干潮時には、本当に渡れるのだろうか。
【 鳥羽港東防波堤灯台 】 連成不動単閃緑光 毎5秒に1閃光
巡視船が停泊していた。
「いすず」 「しののめ」 が中之郷に。
佐田浜には、
巡視艇 「とりひかり」 が入港してきたが、
海保の巡視船艇はどうでも良かった。
三保ノ松原を後にして、西に向けて走った。
昨年の 「黒潮灯台紀行」 で立ち寄れなかった志摩半島の 菅島灯台 を、この機会に訪問しておこう、と。
鳥羽市営定期船の出港時刻に間に合うように (かなり) 飛ばした。 飛ばしすぎて、鳥羽港で一時間待った。
富士川SAで車中泊をして、朝5時に出発。 三保ノ松原には6時前に着いた。
「灯台前」 という名の交差点を右折してからも、灯台まではまだあるが、朝から、嬉しくなるような地名を通過できて、
なんとなくいい気分になるから、私も他愛ない。
今回の灯台めぐりでは、大津岬灯台、勝浦灯台、稲取岬灯台、そして三保ノ松原の2基で朝の点灯を見た。
脚を引きずりながら、よく歩いたものだ。
清水 (しみず) 灯台