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高山岬(こうやまみさき)灯台

大平瀬(おおびらせ)灯台

虎ヶ埼(とらがさき)灯台
★ その2 ★
北浦西部の燈台を訪ねて
★ その3 ★
北浦の島の燈台を訪ねて
★ その1 ★
北浦東部の燈台を訪ねて
山口県の山陰、日本海に面した一帯を 北浦 (きたうら) と呼びます  私のふるさとです
ふるさとの灯台を、3日に分けて訪ねました  ふるさと とはいえ、灯台ファンになっていなければ
死ぬまで 「絶対に」 行かなかったであろう岬の突端まで歩き回りました 
苦労してたどり着いたのに、小さな灯台は 「よく来たね」 の愛想の一つもありませんでしたが
ふるさとを離れた私には、私のふるさとに居続ける灯台が、私の身内のようにも思えたのです。

高山岬燈台
島根県境に近い、かつての阿武郡須佐町は萩市須佐町と名前を変えたが、
(暴言だが) 山口県内における カムチャッカ のような位置関係は変わらない。
萩市大字須佐字木屋ヶ谷7948の2
仙崎海上保安部 沿岸大型 5等レンズ
海図 W136, W1175
こうやまみさき とうだい
↓ 燈台
北緯 34°27' 25", 東経 131°24' 00"
白色 塔形 コンクリート造
単閃白光 毎4秒に1閃光
5,800カンデラ
光達距離 12海里
地上〜頂部:9.9m、水面〜灯火:14m
初点灯 昭和34年9月
売店の後ろ、松林越しに白い灯台が見える。 高波が来たら飲み込まれそうな、岬のそのまた岬に灯台は建っている。
小さいながらも貫禄のある灯台だ。
6つの島に囲まれて、ロケーションは抜群。 松の木を配して風情もある。 波打ち際にひっそりと立つ灯台の典型、かな。
笠山の先端、虎ケ埼は、椿の原生園やコウライタチバナの自生地もあって、比較的最近整備されたエリアだ。
車道の終点には駐車場と売店(食堂)がある。
そこに案内板があって、見ると、現在地の表示から少し東に灯台が描かれている。
歩いて5分と判断した。 ところが、行けども行けども灯台は現れない。 10分ほど歩いて引き返した。
すれ違った人に尋ねたら、「売店の後ろにあるよ」 ガァ〜ン! 帰途を急いでいるときに、この20分の無駄は大きい。
子供の頃、笠山は世界で一番小さい火山だ、と教わった。
展望台からは、日本海にお盆を伏せたように並ぶ6つの島が俯瞰できる。
麓には海の魚が泳ぐ明神池や、夏も涼しい風穴などもあって、観光ポイントだ。
4年生のとき、修学旅行はここだった。
職を失った頃、笠山の中腹に関西の商社がホテルを建てると聞き、その話に希望をかけた時期もあった。
好きだった毛利36万石の城下町 ・ 萩。 私の人生では結局、縁がなかった。
とらがさき とうだい
虎ヶ埼燈台
萩市大字椿東字奈古屋716の24
仙崎海上保安部 沿岸小型 無等レンズ 
海図W136
下関から2時間の須佐まで出かけて、最低3つの灯台めぐりはしなくっちゃ、
そう思っていたのだが、高山岬と大平瀬で思いのほか手間取った。
下関へ直帰することも考えたが、萩市笠山の虎ケ埼なら少し寄り道すればいい、
そう思い直したのが間違いの始まり。 ドジを踏んだ。

北緯 34°31′27″ 東経 131°27′25″
白色 塔型(コンクリート造)
等明暗白光 明3秒暗3秒
8500カンデラ
光達距離 20,5海里
灯塔 9,5m
水面から灯火まで141m
初点 昭和51年2月
鉛筆を立てたような灯塔の周囲には、フェンスがない。 灯台の基部は5秒もあれば1週できる。
眺望はゼロだから、ぐるぐる回るしか、することがない。 周囲 270度からの潮騒で、ここが岬の突端だと理解する。

バイブルにしている 「日本の灯台」 に大平瀬灯台の名前は挙がっているが、データがない。
灯台を管理している 仙崎海上保安部 に電話して要項を FAX していただいた。
担当の方は親切で、こんど、保安部に顔を出したら資料がいただける、とか。
長門市は、2ヶ月に1度、飲みに行く郷里だから、次は顔を出そう。
高山岬灯台にたどり着くのに難渋したから、今度は対策を練った。
交番で聞けばいい。 ところが田舎のノンビリ交番は、人が行かない道は知らない。
「町道なら、役場で聞いたら?」 ‥‥で、役場へ。
役場の職員には、物知り、訳知りが多いのはさすがだ。
教えられたとおりにトンネルを2つ潜り、栽培漁業センターを右折、溜め池に。
車幅ぎりぎりの道は山中に続いていたが、突然道が途絶えた。 しかも、分岐している。ハタと迷う。
こういう窮地で、身に備わり始めた 「灯台勘」 が力を発揮し始める。 潮騒の方向へ。
落ち葉が降り積もった道なき道を上り詰めると、コンクリートが見えた。 灯台への階段の始まりだ。
幅 50cm あるかないかの階段は急で、延々と続く。 あえぎ始める。
平坦地が見えて、もういいだろう、と思ったらまた階段。 やっと、雑木林の向こうに塔頂が見えた!
大平瀬燈台
おおびらせ とうだい
須佐と萩の中間にあるのが阿武町(奈古)だ。 周囲のぐるりが萩市と合併したけど、この町は合併を拒んだ。
経緯は知らないけど、反骨の士が多いのだろう。 行けるところまでわが道を行けばいい。
阿武郡阿武町大字奈古字ハサコ849の67
仙崎海上保安部 沿岸小型 無等レンズ 
海図 W136
北緯 34°39' 55", 東経 131°36' 46"
白色 塔形 コンクリート造
単閃白光 毎15秒に1閃光
33,000カンデラ
光達距離 24海里
地上〜頂部:11.5m、水面〜灯火:93m
初点灯 昭和26年4月
平成2年3月 改築
燈台の近くまで車幅いっぱいの悪路が続くが、離合場所は1ヶ所しかない。
運転技術は要しないが、「運」 が必要だ。 当然4駆、だ。 半日待っても、JAFは来ない、だろう。
私は車を置いて、往復20分を歩いた。 心細くなりかけた頃、灯台にたどり着いた。
フェンスが張ってあって、灯台に触ることはできない。 灯塔の基部からの眺望は良くない。
今後、どれだけの 「燈台めぐり」 をするのか自分でも 見当がつかないが、
全国に 3000余 あるという灯台のほとんどがこんな状況で、人里はなれて船の航行を守っているのだろう。
小さいながらも立派な灯台なのかもしれない。 いずれにしても、私が意識して訪れた、記念すべき第1号の灯台だ。
車道からの遠景  あそこまで歩く、ということ

入口です (ご参考までに)
高山岬の突端にある 高山岬灯台 は、山口県最北端の灯台だ。 海上40km の見島の2基の灯台を除いては。
黒と白の縞模様の断崖 ・ ホルンフェルスが、須佐町で唯一の観光資源で、
その道をたどるのだが、そこまで行ってはいけない。 分岐点の標識で 「沖浦」を選ぶ。
立看板には 、4km先で通行止め、などと不安にさせる表示もある。
道路県 ・ 山口の道路だから、舗装はしてあるが、 離合できない部分がある。
前方に灯台が見えて、後方に見えたら行き過ぎだ。 入口の表示はない。
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