日次 旅程 内容 宿泊地
03 10 カラファテ
03 11 滞在 ロス・グラシアレス国立公園 カラファテ
03 12 カラファテ− → プエルト・ナタレス ミロドン洞窟 プエルト・ナタレス
03 13 滞在 バイネ国立公園 プエルト・ナタレス
03 14 プエルト・ナタレス → プンタ・アレナス プンタ・アレナス

ペリト・モレノ氷河

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トーレス・デル・パイネ
パイネ国立公園管理事務所
別名 料金所
パイネ・グランデの岩峰群
写真手前のモレーンで氷河湖が形成される
巨大氷山が浮いていた
グレイ氷河とグレイ湖
鼻炎カプセルで騙しながら旅を続けた。
私の体調を気遣って、ユンケル皇帝液を下さる方もあり、ありがたいことだ。
いつもの調子が出ないから、
昼食時に、麒麟さんや FUJI さんがワインを飲みたそうでも、
なんだかんだといってワインを選ばなかったり‥‥。
私も悪い男だ。
Cerro Paine Grande
プエルト・ナタレス遠謀
HOTEL
COST AUSTRALIS
寂しい港
写真中央がパイネの山群

前の日あたりから風邪気味で、どうも調子が良くない。
出国するときに、家人の風邪を引き継いできたのかもしれない。
そういえば、風の大地に来て、カラファテ以外では強い風にお目にかからない。
風の代わりに、風邪を引いていたのではしゃれにもならない。
パイネの峰と湖
03/13
泊まったホテルは港に面している。
港からははるかにパイネの山群が望める。 この街は、パイネ国立公園への観光基点なのだ。
プエルト・ナタレスは小さい港町である。
港に係留されている小船の数よりも、波間にゆれている水鳥のほうがはるかに多い。
地図を見れば、太平洋につながる湾の最深部に位置しているが、複雑なフィヨルドの奥の奥だから、
太平洋に出るといっても至難の技だろう。 出る必要があればの話だが。
アルゼンチン側の
国旗掲揚台
国境の柵 右;チリ
左;アルゼンチン
よくある看板 山口弁なら
おいでませ チリ へ
ミロドンの洞窟 入口
プエルト・ナタレスの街が近づいて、ミロドンの洞窟に立ち寄った。
早い話がトイレ休憩 兼 長時間のバス旅が続いたので、足腰の屈伸運動の代わり?
学術的な意味はあるのだろうが、地球の裏側から来てまで立ち寄るところではない。
ドライブイン
パタゴニアは、
どこに行っても、どこまで行っても、広漠たる原野が果てしなく続くのだが
カラファテからプエルト・ナタレスに移動するバスの旅は5時間を越える。
途中で、アルゼンチンとチリの国境を越える。
バスも、運転手も、ガイドもチェンジ。
快晴の空の下、氷河の崩落を見ることができたので、昼食はアルゼンチンの発泡酒で乾杯。
夜ももちろん発泡酒で乾杯。 夜のほうが高価だったのはいうまでもない。
ブエノスアイレスについた日から、
私と、麒麟さん、FUJI さんに加えて、○藤女史 の4人でワインを飲むのが通例となっていた。
しかも、麒麟さんも FUJI さんも、「俺が払う、ワシが払う」 と言い張るから、
こんな安上がりのありがたい旅はない。
私が選んで、順番で払う、というのがパターン化してきた。 ワイン万歳!
国境を越えて チリ へ
03/12
展望台より
小規模崩落あり
小規模崩落あり
湖面の氷山が大分裂
中規模崩落あり 高さ50m
遊覧船に乗っているあいだに、崩落はなかった。
展望台 (4箇所) から、耳を澄まして、目を凝らして待ったが、最初の1時間は崩落を見ることができなかった。
遠くで、数回、乾いた音を聞いたが確認できなかった。
1時間が経過したころから、頻繁に崩落が始まった。
ただし、4箇所ある展望台のどこにいたか、また、どこを見ていたかで、崩落を目撃する回数は相当左右される。
展望台間を移動している最中に崩落が起こり、歓声を聞くのは悔しいものだ。
運の強弱と、日ごろの行いが全てだろう。
5回目撃できたから、よし、としよう。 中規模の崩落が遠くだったのは残念だが。
ペリト・モレノ氷河の拡大写真はこちらでご覧ください → ぎゃるりー 「PATAGONIA 写真館
遊覧船乗り場への取り付け道路から
氷河と湖 (この場合はアルヘンティーナ湖) を結ぶ峡谷の水溜りを水道と呼ぶ。
リコ水道に沿って走ったとき、前方にペリト・モレノ氷河がチラっと姿を見せた。
もちろん車内に歓声は上がるが、欲を言えば、
不意にある瞬間、眼前にドバッと全貌を現してほしい。
エアーズロックを訪れたときも、空港からチラッと見えて、興ざめたものだ。
Glaciar Perito Moreno

日本とアルゼンチンの時差は12時間 (地球の裏側だから当たり前!)。
日付変更線を越えるので日数計算が厄介だが、
旅行4日目で、前半のハイライトを迎えた。 現地ガイドも驚く快晴で!
快晴がもたらせてくれるのは、なんたって、氷河の青さ。
この場合の 「青」 は、「碧」 「蒼」 のどちらを使うべきだろうか? やはり「碧」 か。
氷河を見るためには、まず遊覧船で氷河の前面 (先端) に近づき、
60m の高さで屏風のように立ちはだかる迫力を感じ取る。
崩落を続けているから、氷河の前面はとてもきれいだ。
遊覧船がことのほかスピードを落として近づくのは、崩落の音を聞き逃さないためか。
氷河の崩落
鋭い岩峰・U字の谷・氷河湖
これを見るために
地球の裏側まで来た

パイネ・グランデ山

国境の検問所は撮影禁止。
決死の覚悟で国旗を撮影したが、何のことはない。
若い兵士が出てきて、記念撮影を頼んだら、簡単にポーズを作ってくれる。
「どうして、俺と写るんだ?」 と聞くから、「いい男だから」 と答えたら
照れ笑いをするからかわいいものだ。
 (注) この問答はスペイン語ぺらぺらの ○藤女史がしたものです。
カラファテの街からペリト・モレノ氷河までの道中は
アルヘンティーノ湖に沿って走る
アルゼンチンで最大の湖は、琵琶湖の2倍だという
大きさはどうだっていい
肝心なのは、氷河の水を満々とたたえたその美しさだ
湖水は、氷河が削った岩石のミネラル成分が混ざるために
白く濁った独特な色をしているらしいのだが
太陽の光を反射して
エメラルドグリーンやブルーへと美しく変化する
羊牧場への往復など、何度も通りかかったが
そのつど、美しさに惹きこまれそうになった
氷河崩落
2005/03/11
パタゴニア 旅日記 中編
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