小さい頃からフランスが好きだったのだが
それにワイン好きが加わって
一番多く足を運んだ国がフランスになった
ツアーは所詮、点と線だから
数回訪問したところで
観光ポイントをチラッと見て来たに過ぎない
ガイドのフィリップ氏は、現地ではたった一人の日本語を話すガイド、らしい。
信州の伊那に15年いたという氏に
私の母が信州・佐久の生まれだったこと。
クリスチャンだったこと、昨秋亡くなったこと
モン・サン・ミッシェルの海に散骨するために遺骨を携えていること、を伝えたら、
氏は、こともなげに
「教会堂に納骨しなさい。 大天使ミカエルの導きで天国にいけますよ」

旧納骨堂には、修道僧や巡礼者がほおむられている。
まず、クリスチャンだった母の遺骨を納め、
母が寂しくないように、二人の父の遺骨を納めてきた。
リヨンから、中央高地を横断してトゥールに抜ける道中はつらいバスの旅だ。
途中、昼食に立ち寄った街ブルジュには
世界遺産のサン・テチエンヌ大聖堂がある。偉大な建物だ。
ブルジュは、ちょうどフランスの中央に位置する。フランスのヘソだ。
フランスに住むならどこでもいいが、どうせなら、この街がいい。どこに出かけるにも。
 
コート・ダジュールは世界のリゾート、世界の社交場、らしい。
ニースの海岸は 「イギリス人の散歩道」 と名づけられ、広がる海は 「天使の湾」
ニースで最高級のホテル・ネグレスコに入った。ロビーで写真を撮るために。
「いつかは泊まりたい」 とは思わなかったから、安上がりな人間なんだろう。
動物的な勘で、ワインショップはすぐに見つかる。車内用に1本。
私は、旅に出てミネラルウォーターを買ったためしがない。別に自慢にならないけど。
フランス大周遊10日間  JTB
旅程 宿泊地
2000 04 19  日本 → パリ → ニース ニース
20  コート・ダ・ジュール ニース
21  ニース → エクス・アン・プロヴァンス → ニーム ニーム
22  ニーム → アヴィニヨン → リヨン リヨン
23  リヨン → ブルジュ → トゥール トゥール
24  トゥール → サン・マロ → モンサンミッシェル モンサンミッシェル
25  モンサンミッシェル → オンフルール → ルーアン →パリ パリ
26  パリ ヴェルサイユ パリ
27  パリ ぶらぶら → 日本 機中

アヴィニヨンからリヨンまではコート・デゥ・ローヌの銘醸地だ。
道の左右には名だたる畑が延々と続いている、はずだった。
バスの最前列に陣取ったが、これがまるで当て外れ。
道端の標識を眺めて、近くを走っているな、と。

モンサンミッシェル 巡礼

モン・サン。ミッシェルを訪れる前に立ち寄ったサン・マロ。
城壁に囲まれた港町でいい街だった。
ドーヴィルもまたいい街だ。
映画 「男と女」 の舞台になった ホテル ・ ノルマンディ。
泊りたい、と思わせるホテルだ。、

数日滞在したボルドーと、6回訪れたパリ
3回訪れたロマネコンティの畑にしたって
上っ面を眺めて知ったかぶりをしている
そんな 「私のフランス」 だが
この次、フランスに行くとすれば
迷わず、モンサンミッシェル再訪、だ

MONT SAINT-MICHEL
ノルマンディーの首都 ・ ルーアンも、フランス屈指の美しい街だ。
この地方は木組みの家が多くて、
葡萄舎を建てる前に訪れて、この風景を見ていたら、
葡萄舎の外観はもっと違ったものになっていただろう。

今にも倒れそうなほど道路にせり出して、フランス人も欲深い。
「いい街」 といえばオンフルールもいい。
画家が題材にする街は、いい街だから、だろうけど。

セーヌ河口に架かるノルマンディー橋
モナコを訪問。
グランプリのコースを観光バスがのろのろ走ってくれるが、感じはつかめない。
グラン・カジノにも立ち寄った。豪華な内装らしいが、
賭ける資金がないから概観だけ見てバスへ。
道端の石ころがフランスとモナコの境界を示してた。これでも立派な国境だ。
Tours
モン・サン・ミッシェル
への旅
「旅 / 折々の記」 は次のページで構成しています 
1993 オーストラリア周遊 (エアーズロック、シドニー)   赤い中央・ウルル GO
1998 スペイン周遊 (マドリッド、トレド、アンダルシア、バルセロナ) スペインの光と影  GO
2000 フランス周遊 (プロヴァンス、モンサンミッシェル、パリ)  モンサンミッシェル 
2001 ポルトガル周遊 (リスボン、ロカ岬、マディラ島)  大西洋の真珠・マディラ  GO
2002 フランス周遊 (リヨン、ブルゴーニュ、アルザス、シャンパーニュ、パリ)  フランス田園地帯  GO
2003 トルコ周遊 (イスタンブール、カッパドキア)   文明の十字路・トルコ GO
観光客のための道路 (堤防) が潮流を妨げ、
遠浅の海が陸地化していると問題になっている。
近々、橋に変わるらしい。 次回訪れるときは端の上を歩くことになりそう。

セザンヌがよく描いたという、サント・ヴィクトワール山を眺めながら
エクス・アン・プロヴァンスへ。
セザンヌのアトリエを訪れてから、有志を募って生家へ。
探し当てるのに、なんと苦労したことか。探し当てて、なんとがっかりしたことか。
フォーラム広場の市場で、おまじないか飾りかわからないけど、1本買った。
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旅 折々の記 
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 シルクロード 風の旅
 悠久の南米 浪漫の旅
 
ギリシャ人に支配され、ローマ人に支配されて、アルルには
世界遺産が残った。
円形闘技場は闘牛の開催日で、アルルの人間が大集合みたい。
おかげで、中に入れなかった。
アルルはゴッホが暮らした街でもあり、復元された 「跳ね橋」を
訪れたが、観光客はゼロ。復元を見て喜ぶのは日本人だけ?

旅 / 折々の記

納骨堂は、
資材を巻き上げる大滑車のある部屋だ。
納骨を終えて、写真を撮った。

フランスは
大雑把に表現すると六角形をしている
地中海に面した一辺、ピレネー山脈が一辺
ビスケー湾に面した一辺‥‥‥
たどった道を地図に書き込んでみたら
そこそこにフランスを旅してるな、と思う

信仰と巡礼の地
大天使の聖地
孤塁を守った城塞
革命時の牢獄
信仰の地への復活
人類の最も美しい遺産

2000年4月24日
この日を境に、
私の中で、モン・サン・ミッシェルは
「憧れの地」 から、 「父と母の眠る地」 へと変わった
ロワールに古城はたくさんあるのに、
観光コースに組み込まれるのは決まってシュノンソー。確かに万人受けはする。
今回はシュノンソーに加えてアンボワーズ城も訪れた。
アンボワーズはダ・ヴィンチが最晩年を過ごしたところで
大きい裸像がある。急所の部分に花が飾ってあるのが、なんとも。
花の市場では、香辛料や豆の類がきれいに並べられている。
いつも思うのだが、日本の八百屋さんはどうしてあんな並べ方ができないんだろう。
見るだけで買いたくなるのに。

Journey

フランス最古のローマ都市・ニームに宿を取って、翌朝は ポン・デュ・ガールへ。
高さは 49m あって、3層をなす。水は最上部を流れる。
遠目にはそうでもないが、実際に上を歩くと、巨大さに圧倒される。
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フランスの旅 第2部 「フランス田園地方の旅」 は こちら からもお進みいただけます
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フランス田園地方の旅  JTB
旅程 宿泊地
2002 05 18  日本 → パリ → リヨン リヨン
19  リヨン ペルージュ リヨン
20  リヨン → ボーヌ → ディジョン ディジョン
21  デイジョン → コルマール コルマール
22  コルマール → リクビール → ストラスブール ストラスブール
23  ストラスブール → ナンシー ナンシー
24  ナンシー → ランス → パリ パリ
25  パリ パリ
26  パリ ぶらぶら → 日本 機中
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