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ぎゃるりー
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エアーズロック & シドニー 6日間
旅程 宿泊地
1993 08 25  下関 → 福岡 → 機中
26  → ケアンズ → エアーズロック (マウントオルガ、サンセット) エアーズロック
27  エアーズロック (サンライズ、登山、ヘリ遊覧、星空鑑賞)) エアーズロック
28  エアーズロック → アリススプリング → シドニー シドニー
29  市内観光 湾内クルーズ シドニー
30  シドニー → ケアンズ → 福岡 → 下関
太陽から生まれた星で
繰り返す日の出と日没

岩肌を照らされ輝くときも
星空の下に横たわるときも
2億3千万年
泰然と
毅然と
大陸のど真ん中に位置し
生きてきた一枚岩
「エアーズロックの空港に着いたら、AATのマークを探せ」
ケアンズでの指示。
AATの所在はすぐにわかったが、それから先が大変。
英語も、オージー英語も、私には同じこと。
英会話が出来ないのだから。
ところが、背後では家内と息子が、私の挙動を見守っている。
「俺が一家の柱だ」 と始めて認識した瞬間だ。
ケアンズで現地係員からチケットをもらって以降は、しびれた。
二人の女性係員と別れてからは、シドニーにつくまでの3日間、
家族以外とはほとんど日本語を話さなかった。
日本人がいないのだから。

(オーストラリア)

ULULU (AYERS ROCK)
悠久の
自然の営みの中では
一瞬に過ぎない時間だけど、
岩肌を眺め
斜面から頂を極め
空からも眺めた思い入れいっぱいの対面と対話

物言わぬ孤高の一枚岩
そして ぽつんとおかれたこの俺
こんなにも大きかったのか
こんなにも小さかったのか
「旅 / 折々の記」 は次のページで構成しています 
1993 オーストラリア周遊 (エアーズロック、シドニー)   赤い中央・ウルル
1998 スペイン周遊 (マドリッド、トレド、アンダルシア、バルセロナ) スペインの光と影  GO
2000 フランス周遊 (プロヴァンス、モンサンミッシェル、パリ)  モンサンミッシェル  GO
2001 ポルトガル周遊 (リスボン、ロカ岬、マディラ島)  大西洋の真珠・マディラ  GO
2002 フランス周遊 (リヨン、ブルゴーニュ、アルザス、シャンパーニュ、パリ)  フランス田園地帯  GO
2003 トルコ周遊 (イスタンブール、カッパドキア)   文明の十字路・トルコ GO

当初はバリ島の5日程度を予定していたが、
条件が合わず、たまたま手にしたパンフに
「エアーズロック6日間」 があった。
エアーズロックといえば積年の夢だ。
バリ島と費用は倍違うが、こうなれば勢いだ。

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心がけが良いと、エアーズロックのサンセットを望むころには雨が上がる。
エアーズロックにかかる虹を見た。
亜千載一遇とシャッターを押した。
ツアーによっては、シャンパーニュを飲みながらサンセットを楽しむグループもいる。
何でも良いからアルコールは比し駆ったけど、
あのころの私はシャンパーニュへの執着はなかった。いまなら、当然‥‥。
エアーズロック観光の中心は言うまでもなく、一枚岩のエアーズロックだが、
離れたところに、36のドーム状の巨岩群がある。マウント・オルガだ。
見る角度によって、岩の重なり具合が変わるから、見ていて飽きない。
ついたときは曇天。
1時間の散策コースがある。8月、南半球は冬だから花は少なかった。
日本だったら、「賽の河原」 とでも名前のつきそうな道だが
進めどきりがない。降りてくる、別のツアーの日本人に聞いた。
「この先に何があるんですか?}
「何もありません。この道が続くだけ」
じゃ、引き返すか。正解だった。曇り空が黒ずんで土砂降りの雷雨。

旅 / 折々の記

89年の錫婚旅行でハワイに行った時もそうだったが、
世間ではフツーの1週間の連続休暇なのに、
私の会社では公休を消化するのが関の山で、
有給をとるなんて夢のまた夢。 そんな風潮があった。
会社に提出した休暇願いの「理由」欄には
  結婚15周年記念として家族との旅行
  8月度の公休を集中して充てる
とある。
山頂の方位版
言葉が通じない苦労はホテルについても同じこと。
もっと苦労したのは
ホテルは、エアーズロック・リゾート の中にあるのだが、
観光バスに乗るには、大き目のチケットをかざして、運転手の反応を見るしかない。
来るバス、来るバス、運転手が首を振るたびに心配と動揺は増幅する。
結果的には全ての観光をこなしたのだが。しんどかった。
ケアンズからの国内線は小さいジェット機。
2時間半でエアーズロックに到着する。
タラップを降りて、ターミナルビルまで歩く間に
もう、エアーズロックが顔を覗かせている。
不意に対面することになって、ちょっと拍子はずれの感がした。
頭の中で描き続けてきた物との対面には
相応の仕掛けがほしかった。
赤い中央・ウルル

Journey

午後の自由時間を利用して、ヘリコプター遊覧。
エアーズロックも、マウント・オルガも
岩山は下から見上げるのがいいが、
上から眺めるのもまた良いものだ。
これ以来、観光地でヘリ遊覧があれば、少々高くても
必ず載るようにしている。
その価値はある。
エアーズロック登山は
のぼり1時間、くだり30分
息子は腹痛でリタイヤ。
私たちが降りてくるのを
駐車場で待つ、という。
OKを出したら、
一人で降りはじめた。
へぇー、と見直した。
翌日は盛り沢山の1日となった。
まずは、早朝のサンライズ。

夜のしじまを破って人がざわつく。
全ての生命の母が昇ってくる。泰然として対座する一枚岩。
たいしたやつだよ、お前は。
カンタス航空はサーヴィスのよさで定評があったが、
とりわけ、いい気分で福岡 ・ ケアンズ間を往復できた。
というのも、ビジネスクラスのチケットだったから。
理由はダブルブッキングだったかららしい。
空港の待合室から待遇が違って、なんとも優越感に浸れる。
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